投稿

5月, 2017の投稿を表示しています

「説得力がある」

「説得力がある」という表現を知ってますか。 「せっとくりょくがある」と読みます。 英語だとconvincing かな。 よく使う便利な表現なので今日のブログではこの表現を紹介します。 「説得力がある」は色んなときに使われるけど、今日は「⚪︎⚪︎さんが言うと説得力があるね。」という使い方を紹介します。 「⚪︎⚪︎さんは、その経験/知識/スキルがあるから、⚪︎⚪︎さんが意見を言ったら、みんなが「なるほど!」と思うね」という意味です。 たとえば ケン:子供が二人いるお父さん 「子供ができる前に夫婦二人でいっぱい映画見たりしたほうがいいよ」 「ケンさんが言うと説得力がありますねぇ!」 リサ:歌手 「ここのカラオケはマイクがあまりよくないから、あっちのお店行こう。」 「リサが言うと説得力あるね!」 田中:去年ダイエットして5キロやせた 「パンやパスタはごはんより太りやすいよ。」 「田中さんが言うと説得力あるなぁ!」 という感じ。 上の三つ以外に、どんな人のどんなことばに使えそうですか。 新しい表現を覚えるときは、とにかくたくさん文や会話を考えてみるのが一番いいと思います。 「⚪︎⚪︎さんが言うと説得力があるね。」 ぜひ、どんなときに使えるか考えてみてくださいね。きっと使えるようになりますよ! ね、日本語の先生の私が言うと説得力あるでしょ?笑 Ako Nihongo Lessons

学校の先生がうちに来る!

イメージ
今日のトピックは小学校のこと。 家庭訪問(かていほうもん)って聞いたことありますか。 子どもの学校のクラスの先生が家に来るのです。 少しずつ、順番に、先生はクラス全員の家をまわります。 うちの子ども(7さい。小学校2年生)も先週、家庭訪問があって先生がうちに来ました。 私が子どものときは「お子さんが毎日どこで宿題をしているか見せてください」と言われたりしたけど、今の先生はそういうことはしないみたい。 リビングで10分ぐらい話して帰ります。 話の内容は、学校での子どもの様子とか、家での宿題のこととか。 先生が話してくれたり、私から質問したり。 家庭訪問の目的は「その子の家の環境や様子を見てみる」ということらしい。 ・どこに住んでる?地図のとおりの場所?*地震(じしん)が起きたときなどのため ・住んでいるエリアはあぶなくない? ・虐待の可能性はない? 家庭訪問について書いてあるプリント(下の写真のものではなく前にもらったプリント)に「お茶はいりません」って書いてあったけど、まぁ、そう書いてあってもいちおうお茶は出す。けど、先生は本当にほとんど飲まない。 もったいないから飲めばいいのに(笑) 「おかしを出しても先生は食べないから、持ち帰りのおかしを用意して、先生が帰るときにわたす」っていうお母さんもけっこういるみたい。 手作りのおかしを用意したり、先生のために買ってきたり。 私はそこまでしなくてもいいかなと思って、おかしは用意してないけど… (用意したほうがいいのかな!?) みなさんが子どものときも家庭訪問ってありましたか。 Ako Nihongo Lessons

自己紹介 -日本語の先生になるまでのこと-

まずは何から書こうかな。 …じゃ、自己紹介します! 私はこのブログやTwitterで Ako という名前を使っているけど、本当の名前はAkiko、あきこです。漢字で「明子」と書きます。 明はbright で、子はchildという意味ですね。 私の両親は「明るい人になってほしい」と思って明子っていう名前にしたみたい。 名前のとおりになってるかな?? 15年ぐらい前に日本語の先生になりました。 その前に日本語の先生になるための学校に行きました。ARCアカデミーという学校です。知ってますか。 正直に言うと、学校の授業はあまり楽しくなかった。(ARCの先生、ごめんなさい。) でも、高いお金を払ってるし、もうほかに道もないし、とりあえずがんばって勉強して卒業しました。 ARCを卒業してから、しばらくボランティアでコミュニティセンターで日本語を教えました。 そこで初めて「日本語を教えるのっておもしろい!!」と思いました。 本当にいい経験だった。 生徒はカナダ人の男性でした。 生徒からなにか質問されても、答えはわかるけど「なぜ?」の説明ができない… 帰ってからもう一度考えて、しらべて次のレッスンでその生徒に教えて… カフェでバイトしながら頭の中はボランティアのクラスのことでいっぱい。週に一回のそのボランティアの日を毎日とても楽しみにしてました。 ずっと使ってきた日本語なのに、まるで新しいことばみたいに感じました。 私は高校を卒業したあと四年制の大学には行かないで、短期大学という二年制の大学に行っていました。 実はそのせいで日本語学校でのフルタイムの仕事を見つけるのは無理そうだったのです。 (ARCアカデミーを卒業したけど、でも日本語学校でフルタイムで先生の仕事をするためには、さらに「四年制大学卒業」も必要だった) 日本語の先生になるのは私にはやっぱり無理かもな、とあきらめそうになっていたけど、ボランティアを始めてから「いや、私は絶対にこの仕事で生きていく。」と決めました。 それからカフェのバイトもがんばって、お金を貯めて、英会話スクールにも行って、ボランティアのクラスももちろん続けて… 英会話スクールの先生が「明子、プライベートレッスンをしてみない?」と声をかけてくれてから私

ブログはじめます!

ブログを始めることにしました。 「日本語レベルが中級から中上級(N3からN2)の人にちょうどいい読み物がない」という話をよく聞きます。 ふつうの日本語の記事やブログやTwitterやチャットは難しい。でも教科書のつまらない読み物(いや、楽しいものもあります!教科書の会社の方、すみません。笑)は、もうあきた。 という、そんな声。 私は今まで何年も「読みやすい日本語」を探してきました。毎日毎日、新聞で、雑誌で、本で、子ども用の本で、ネットで、アプリで。  NHK News Web Easy は私のおすすめです。NHKが日本語学習者のために作っているサイトです。よく授業でも使っています。 http://www3.nhk.or.jp/news/easy/ (まだ見たことがない方はぜひ見てみてくださいね。) でも。でも、もっと「ふつう」のこと。だれかの毎日のこととか、だれかの意見とか疑問とか。 そういうもっと個人的なことを分かりやすい日本語で読めるところはないかなぁ、と思っていました。 そして思いつきました。 そうだ、ないなら、私が書こう。 私は教科書を作るプロではないけど、プロの日本語の先生です。 このブログでは下の三つのポイントに気をつけます。 ・正しい日本語を使います。 ・しぜんな日本語を使います。 ・女の人だけしか使わない言葉は使いません。(男の人も女の人も使う表現だけ使います。) だからこのブログの中で「便利そうだな」という表現を見つけたら、みなさんもどんどん使ってください。 そして、私がブログを始めようと思ったのにはもう一つ理由があります。 それは、私のことを私のことば、日本語で書きたいと思ったからです。 英語で書いたり読んだりするのも楽しいけど、でも私も日本語で読んだり書いたりしたい。そういう気持ちがずっとありました。 私はTwitterで英語を使っているけど、実は、ほかの人が英語でツイートしていることはよく分かりません。 ネットでみんなが使う英語はとても難しい。 「ふつうの英語は難しいなぁ」という気持ちは私も同じです。 だから、もしよかったらこのブログには日本語でコメントをください。 みなさんと、こ